夏になると浴衣を着用する機会も増えますが、かわいい浴衣でもサイズがきちんと合ってないと上手に着こなすことはできません。特に、浴衣の袖の長さは自分の背丈に適したサイズを選ぶことが大事です。今回は、浴衣の袖の長さのちょうどいい長さについて紹介していきます。
浴衣はおはしょりでサイズの直しができます。おはしょりというのは大人の腰のたくしあげの部分ですが、腰のところを縫い込むことによって身丈の調整ができます。裄丈にあわせて、長めの浴衣を買っておけばおはしょりで調整することが可能です。逆に、裄丈は調整することが難しい部分なので、袖の長さから浴衣を選んで直す方がよいでしょう。
浴衣の直しは縫う方法だけでなく、ハサミでカットする方法もあります。裾を切ってから縫い直すことになるので、カットせずに縫う方法に比べると腰回りのごわつき感が減って違和感が少なくなるのも特長です。
浴衣の直しは自分で簡単にすることができます。ただし、着丈を短くする場合は裄丈を含めた全体のバランス調整を考える必要も出てくるので専門業者に依頼して直してもらう方がいい場合もあります。
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浴衣の大きさは身丈と裄丈で決まる
市販の浴衣を購入する場合、サイズ選びが気になるところです。洋服と同じような感覚でサイズ選びをしてしまうと、思った以上に袖が長すぎると言うケースも少なくありません。自分にピッタリな浴衣を選ぶためには、自分の体の大きさから浴衣の選び方を知ることが大事です。 浴衣の大きさは身丈と裄丈で決まります。身丈というのは、身長と同じ長さになります。裄丈というのは、腕の長さを示す言葉で、計測方法は直立して片手を地面に水平に伸ばしてから首の中央にある頸椎店から肩の真上を通って腕のくるぶしまで測ります。これに2cm程度プラスしたものが裄丈です。浴衣を選ぶときは、身丈と裄丈を確認してから選ぶようにしましょう。袖の長さに影響するのは身丈!ただし調整は難しい
身丈が長くなるほど、袖も長くなるのが普通です。しかし、身丈に必ずしも袖の長さが合っているとは限りません。人によって身長に対する腕の長さが異なっているためです。市販で販売されている浴衣だと、最初に身丈から選んで、その後に袖の長さが適しているものを選んでいくのが流れになります。 ちなみに、身丈と袖の長さがきちんと合わないことは珍しいことではありません。これは浴衣のサイズが昔の人の体形が反映されているためで、現代人に比べると昔の人の方が小柄で胴長だったことも理由になります。身丈を少し短いものを選ぶ方が、裄丈は合いやすくなります。 ただし、身丈を短く調整することはできても長く調整することはできないのが難点です。袖の長さがジャストでも身丈が短いと見た目的によくありません。もちろん、体型によっては袖の長さがジャストでも身丈が長すぎるようなケースもあります。